父が突然倒れた…くも膜下出血と手術①(忘備録シリーズ)

心豊かに生きる
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おはようございます!

こんにちは!

こんばんは! 

 

チョキママゆりの思考部屋にようこそ!

数あるブログのなか来ていただきありがとうございます!

 

今回からちょっと気まぐれに、

備忘録シリーズを始めたいと思います。

(いつも気まぐれですけど…(笑))

この文章が誰のお役に立てるのかは正直言ってわかりません(^^;)

だけど、自分の心が「書きたい」といっているので自分の心に従って心のままに書いていこうと思います。

人の人生なんて誰も興味がないと思います(笑)だけど、私はほかの誰かの人生、生き様に勇気をもらう事が今までにも何度もありました。この文章がそういった意味で少しでも、どこかの誰かの「小さな一歩」のきっかけになれたらいいな…と思います(^-^)(笑)

…と言いながら、今回の内容はかなり暗い内容です(汗)

(今心がしんどいかたはどうぞ読み飛ばしてください(;゚Д゚))

どこまで続くかわかりませんが、深呼吸してゆったりと、気楽にお付き合いいただけると嬉しいです。

 

それでは、よろしくお願いします(^-^)

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父が倒れた、突然のくも膜下出血

その日は突然訪れた。

 

いつものように、当たり前の土曜日を息子たちと過ごし、食事とお風呂を済ませ、「あとは寝かしつけだけだな…」と私は一息をついていた。

そんな時、突然私の電話が鳴った。

着信相手は私の母だ。

「もしもし、お母さんどうしたの?」

…母からの返事がない。

「もしもし…?」

少し不安になってもう一度聞いてみた。

 

すると電話の向こうから、

「お父さん!お父さん!返事して!!!」

母がそう言っている。

いや、叫んでるに近い声だ。

 

私は一気に状況を察知し、すぐさま母に話しかけた。

「どうしたん!?お母さん大丈夫!?」

 

母はその間も必死で多分倒れているであろう父にはなしかけている。

「どうしたらいいんやろ?救急車よんだほうがいいのかな?」

そう母がつぶやいたので、私はすぐさま母に話しかけた。

「すぐに電話したほうがいい!!!!119番かけて!!!!」

 

それから母の電話は切れ、私は唖然としながら状況をもう一度整理した。

心臓はバクバクしている、息が浅い。頭に血が上って、今にも倒れそうだ。

「なんで父が…何があったんや、気を失って倒れているってことは心臓は動いているのか?」

考えても詳細まではわからない。

母からの連絡をとにかく待った。

 

一時間後、

母からまた着信があった。

「今から父が緊急手術をする。病院にきてほしい」

 

最初の母からの電話の時点で夫に連絡を取っていたので、

夫が急いでかえってきてくれていた。

子供をまかせて、私は急いで病院に向かった。

車を運転しながら、いろんな不安が私を襲った。

「父はどうなるんだろう。このままもしかしたら…」

よからぬイメージばかりが浮かんでくる。

「なんで父が…」

「なんで…」

私の中で父は全くのノーマークだった。

父には持病がない。年齢もまだ60代前半だ。とにかくまだ若い。

どちらかというと一度倒れたことのある母の方を心配していた。

なんの前触れもなく、突然に、

本当にこんな風に起こるものなんだな…

色んな想像をしながら、ふと意識が戻って再認識する現実に、

胸が締め付けられた。

 

ひとしきり不安と戦った後、

私に一つの考えが浮かんだ。

いや、浮かんだというよりも「こうしたほうがいい!」と脳が私にメッセージを送ってくれたような感じで、以前に読んだ本が思い出された。

それは「どんなことがあってもありがとうと感謝すること」が書いてあった本だ。

つらい時、悲しい時、負のサイクル・負の流れを断ち切るために、その出来事が起こった瞬間から「ありがとう」とつぶやく。

その本には「例え親が死んだとしても”ありがとう”」と書いてあったのだ。

とても印象的だったのでずっと心にのこっていた。

私はその文章を思い出し、ひたすら「ありがとう」と言い続けた。

車を運転しながら、病院につくまでの間、ただただひたすら「ありがとう」と言い続けた。

「父が手術に成功しました。ありがとうございます」

「父は元気になって帰ってきてくれました、ありがとうございます」

「父が元気になって、みんなでよかったね、本当によかったねって笑いあっています。ありがとうございます」

こうなってほしい未来を想像して、それを言葉にして、何度も何度もつぶやいた。

とにかく必死だった。

 

今回「祈ること」で私はずいぶんと救われた。

祈る事で未来がどう変わるのか、そんなことはもちろんわからない。

でも、信じることで少なからず心が闇に落ちていくのを止める事が出来た。

昔からたくさんの理不尽なことを経験をしてきた私は「神様はいないんだな」と思っていた。

だけど今回、私は迷うことなく真剣に祈り始めることができた。

信じる事をしているときは気持ちを強く持ちづけることができる。

「今自分にできることはなんだ?」

そう自分に問うた時「祈ること」しか選択肢になかった。

だからとにかく、よい未来を想像し、信じて祈った。

 

病院についてからはとにかく時間が経つのが長く感じた。母と二人、手術室に入る父をまつ。

看護師さんからは「全身麻酔しているから意識はない状態です」といわれていた。(病院に運ばれてきた時もすでに意識はなかった)

それでも一瞬でも父に話しかけたいと思っていた。

そして、その時がやってきた。

私は意識のない父に向って全身全霊を込めてこういった。

「お父さん!待ってるからね!!!!!頑張ろうね!ずっと待ってるから!!!!!」

 

そこから夜通しの手術が行われた。時間は長くて6~7時間ときいていたが、結果7時間を超える手術となった。

手術前、担当の先生からの話を聞くと、深刻さがより伝わってきた。

「お父さんはくも膜下出血です。意識もない状態で来られたのでかなり重度のくも膜下です。手術をしても1/3の方が亡くなり、手術が成功したとしても1/3の方は後遺症が残って寝たきりになったりする可能性もあります。残りの1/3の方は社会復帰されている方もいらっしゃいます。ただ運ばれてきた状態を考えるとかなり厳しいです」

私は頭が真っ白になりそうだった。

(え?1/3が亡くなる?今この手術で?ほんまに?そんなに重度の状態やったん?)

色んな考えが私を押し寄せてくる。

(でも、そんな事を考えてもしょうがない。今できる事はとにかく祈ることだ!)

待っている間、不安と戦いながら、その不安に負けないように心を奮い立たせていた。

 

こんな時、本当なら今まで学んできた感情のコントロール法で自分をもっと落ち着かせたかった。だけど、こんなにも役に立たないものなのかと自分でも悲しくなるくらい、何にも使えなかった。

心がついていかなかった。

何のために今まで学んできたのか…

そんな気持ちと共に自分を責めたくなってくる。

責めそうになる自分を止めるので精一杯だった。

(母が一番動揺している。私がしっかりしなきゃ)

そう自分に言い聞かせながら、でも本当は自分もかなり動揺していた。すごくつらかった。悲しかった。

一緒に待合で待っていた親族にも「お母さんはかなり動揺しているから、あなたがしっかりしなあかんで」といわれた。

この時、私は正直に言うと本当につらかった。

だって私だって動揺しているんだ。つらいんだ。悲しいんだ。

この時の精神状態の私に「あなたがしっかりしなさい」という言葉は本当に私の心にとても重くのしかかった。

 

頑張っている人に「頑張ってね」「しっかりね」というのは酷なんだ。以前にもそんな事を言われたことを思い出し、改めてつらい状況にいる人にそういった言葉はかけてはだめだなと思った。

励ましのつもりが言葉の刃になることだってあるんだ。

本当に色んな事を考えながら、長い待ち時間は終わった。

 

 

 

手術は成功した。

 

 

 

 

(よかった…)

 

 

どうなるかわからない状況のなか、第一関門はクリアしたんだ。

心底安心した。

でも、すぐさま、まだまだ安心できない状況だという現実を見る。

術後2週間はとにかく安心できない期間で、ここで何か不具合が起きると今度こそ次はないかもしれないという現実だ。

喜んでいたのもつかの間。

まだまだ安心はできないのか…

ここから長い長い2週間がはじまった。

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くも膜下出血手術後2週間

手術が終わったつぎの日の夕方、担当医の先生から電話がかかってきた。

(正確には土曜日の夜中に手術して、朝方に終了。電話は月曜日の夕方)

先生によると、父の意識が戻り、自分の名前を認識できたことと、今病院にいるという先生からの声掛けにちゃんと反応できたというのだ。さらには、少しではありつつも、手足が動くことも確認できたといっていた。重度のくも膜下と先生も言っていたので、先生自身がびっくりしている様子が電話から感じ取れた。私はこの瞬間、本当に嬉しかった。

祈りが通じたんだ、と素直にそう思った。

 

もちろんまだ安心はできない。肝心の2週間が無事に過ぎなければいけないことにかわりはない。

そして意識が戻ったとしても、ほかの部分に後遺症はあるのかどうか、そこはもちろんまだわからない。

でも、本当によかった。

父の頭の中はまだ出血した時のダメージが残っている。脳自体も腫れている。腫れているから父の頭蓋骨の一部はまだ外された状態だ。脳を守ってくれている髄液は血が混じっていて、それがきれいにちゃんと循環しなければいけない。そんな不安定な状態で2週間を待たなければいけない。

数日後「少し熱が出てきています」と、

看護師さんからの連絡にまたまた心臓がバクバクしてくる。

その熱は大丈夫なのか?

悪影響はないのか?

色んな小さな不安が大きな不安となって私をまた襲う。考えてもしょうがないと頭ではいっているのに、心がついていっていない。

本当に長い長い2週間だった。

 

今改めて思い返してみると、

この2週間は精神的にもとてもダメージを受けていた。春休みと重なっていたけど、記憶がほとんど残っていない。一日一日を終えるのに必死だった。とにかく、自分が倒れてはいけない。家族を守らないといけない。日常をこなさなければいけない。

一日一日があっという間だけど、心はそこに居なくて、

からっぽな感じで必死に生きていたなと思う。

 

心が追い付かない。

頭では冷静なことをいっているのに、全く追い付いていない。

本当に自分でもどうしたらいいかわからなかった。

そんな心の状態から早く抜け出したかった。

でも、途中から「心のありのままを受け入れよう」と思い始めることができた。

つらい自分を、悲しい自分を、泣きたい自分を、、、

否定もせずそのままを受け入れた。

「つらいんだね」

「悲しいんだね」

「そりゃそうだよ…」

自分の気持ちをすべて受け入れた。

 

すると、

少しづつ、本当に少しづつ、

一ミリずつでも心が落ち着いてきて、前を向けるようになってきた。

 

この時もまた自分自身の体験を通して痛感した。

 

悲しみを飛び越えて前向きにはなれない。全ての感情を受け入れてからじゃないと本当の意味で前を向くことはできない。受け入れ切って初めて自然と前を向こうという気持ちが少しでてくるんだ。

 

「とにかく時間が必要」という事を痛感した。

この2週間はとにかく自分の心があっちこっちにいって、心ここにあらずの状態だった。でも、そんな不安定な心を、感情を感じきれたからこそ、

最後の方は前を向こうという気持ちが出て、考え方も前向きになれた気がする。

 

泣きたいときには我慢せず泣いたらいいんだ。

とことん泣き切ることも必要なんだ。

2週間が終わるころには自然とこぼれ落ちてくる涙は出なくなっていた。

 

続く

 

 

最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました。

  

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