皆さんは自分のことが好きですか?
それとも嫌いですか?
先日一冊の本を読み終えました。
そこに書いてある事、なるほどなぁ〜と思った事、色々とあったので私のフィルターを通してまとめてみようと思います。
同じ本を読んでも人それぞれ引っかかる部分、心に残る部分、感動する部分など全然違い、そこには価値観が関係しているんだろうなぁと思います。
そしてどう捉え、どう自分に取り込んでいくかもその人次第です。
私なりの解釈ではありますが、そういう風に考えるんだ〜という気持ちでお読みいただけると幸いです。
ついつい他人の目を気にしたり嫌われたくない気持ちってありますよね
本に関して思ったことを書いている他の記事はこちらです⇩
嫌われる勇気
凄いタイトルだなと思い、迷わず手に取りました(笑)
読み終えて、自分にはまだまだ難しいなと思う部分と、その考えをもとに自分をまた改めて頑張ろうと思えた部分とありました。
すごく気になった文章
理想像から減点するのではなく、ゼロの地点から出発する。
私はどちらかというと完璧主義者なんだろうなと思っています。
何をやっていても『ここができていないなぁ』とか『まだまだだ。もっとこうしなければいけないな』と自分の中で理想とする自分の姿があり、いつもそこに到達する事はなく、自分のできていないところばかりにフォーカスしてしまいます😅
見方を変えれば、常に向上したいと言う気持ちで進んでいるので良いと思うのですが、自己受容の観点でみると常に自分を認めていないことになりますのでよくないなとも思います。
この文章は私にとってはすごく響いた文章でした。
これは自分の事以外でも言えることかもしれません。
常に減点法で物事を考えると、今あることの幸せよりもないことの方ばかりに目が行きそこでまた不満を感じてしまいます。
私は今の環境においては減点法ではなく、素直に全てにおいて感謝できるのですが、自分自身の事となるとそうはいきません😅
やはりできていない自分が腹立たしく「思いなぜできないんだ?」という考えになってしまいます💦
この本を読んで、自分に対しての考えもまずはゼロから出発し加点法で考えていくと、できていないことよりもできた事に目がいき、自分をもっと認め、自己受容に繋がっていくんだろうなと思います。
自己肯定と自己受容の違い
自己肯定は出来もしないのにできると自己暗示する事
自己受容はできない自分をありのままに受け入れる事
『嫌われる勇気』より
今まで自己肯定という言葉はよく耳にしていましたが、自己受容と言う言葉はあまり聞く機会がありませんでした。
そして今までは自己肯定こそ大事なことだなぁと思っていましたが、本書では自己肯定よりも自己受容の方が大切とされています。
できない自分をありのまま受け入れる
もちろん自分はできる!と自信を持って考えることも大事なのですが、まずはたとえ出来なかったとしてもそのままの自分を受け入れることが非常に大切だということです。
(ただ、根底の考えで、人間は常に向上したいと思っているという考えがあってのことです)
(つまりできないことがあってもそれをなんとかしたい!という気持ちがあるからこそ成り立つ考えという事です)
できていない自分を、ついついだめだ!と否定しがちですが、それらも全部含めて自分は自分のままでいいんだと思うことが大切だという事です。
自己受容•他者信頼•他者貢献
ありのままの自分を受け入れてこそ、自己の執着から他者への関心に切り替えることができ、他者のことを心から信じることができ、すべては繋がっているという共同体感覚をもてるようになり、そして何か自分にできることをやって役に立ちたいという他者貢献へとつながっていきます。
ここではっきり言われている言葉があります。
幸福とは貢献感のこと
『嫌われる勇気』より
『貢献』すること。
人生はシンプルで貢献感をもつことが幸せにつながっている。
うーん、、、
なるほどなぁ〜、、、
全てを自分に落とし込むまでにはもう少し時間がかかりそうですが、本書のこの考えを知ると知らないとでは今後の人生、生き方が大きく変わる気がします。
自分の価値観、考え方など、思考グセみたいなものがあるので、自分に対しての見方や考え方など、そこからまずは改善していかないといけないなと思います。
課題の分離(変えられるもの、変えられないもの)
これは、納得いく部分とちょっと難しいぞ!?と思う部分がわたしにはありました😅
特に難しいと思うのは、子育てに当てはめたときです。
例えば、我が子が宿題をなかなかしない状況下で、こちらとしては心配でついつい口うるさく注意してしまいがちですが、この本では宿題をするもしないも子供本人の課題(問題)ということで親はそこに介入しないという考えです。
確かにわかります!
本人の課題というのもわかります!(笑)
重要なのは本人の課題だよということを説明し、判断は本人に任せて、ただやる時のサポーとは全力でするよと伝えておくことだそうです😅
理解できますし実際できそうな部分もあるけど、、、(⌒-⌒; )
我が子が大切だからこそ本人が困らないようにしたいと思うのが親というものですしね😅
他にも自分の子育てでの場面を想像したときに、なかなか課題の分離の観点で落とし込むのって難しいなぁと正直思いました。
我が子との距離感、放任ではなく、でも介入しすぎず、これからも親としてどう接していってあげれば良いのか、ここに関しては、まだまだ自分の中でどれが最善なのか答えをもう少し考える余地があります😅
しかし、我が子ではなく自分で考えたときにはこの考え方で冷静に課題に対して向き合い分離すればちょっと生きやすくなるかも!と思いました😀
まぁ、『課題』の種類にもよるのかもしれませんが…😅
課題を「変えられるもの、変えられないもの」として考えるということは自分にとっては知ってよかったと思える考え方でした。
自分の人生を生きる
私はどうしても周りが円滑に進むように自分の考えや気持ちなどを心の奥にしまいこんでいることが多々あります。
それでも周りがスムーズに進んでいくならばいいとおもっていました。
しかし相手の要求、考え全てに合わせているとそれは自分の人生をまっすぐに生きていないということであり嘘の人生ということになります。
これもまた難しい問題で、地球上全ての人間がこの本の考えのもとに理解して生きていけば、お互いの考え方、価値観を認め合い、うまくまわっていくのかもしれませんが、なかなかそうではないのが現状です💦
うーん、悩ましい、、、。
結局同じ価値観の人同士では衝突はあまりないのですが、違う価値観だとどうしてもお互いの意見が食い違い衝突してしまいます💦
いろんなことを考えていくと、結局自分の人生を正直に生きることも大切で、これは本当に大切なのですが、ケースバイケースがあり、イレギュラーがあり、なんでもバランスが大切だなぁと最終行き着きました😅(笑)
だって『この本の考えが正しい!これが生きていく上で大切な考え方だ!』と思う人もいれば、『いや、そうじゃないでしょ』という人もいますもんね。
そしてもちろんどちらが正しいというわけでもありません。
ただいろんな考え方を知るという事はやはり自分の人生において非常に重要な事だと思いますので、これからもいろんな人の考えに触れ、自分のフィルターに通し、自分ならばどうしていきたいか?というところまで落とし込み、向上していけたらなと思います😊
“ユダヤ教の教え”
本書の中で例えに出されていたユダヤ教の教えで書かれていた内容で『確かに!そうだよね。』とおもったことは、
10人のうち1人は自分とは全く合わない、2人は親友となれ、7人はどちらでもない
という教えです。(自分なりに文章を噛み砕いてます)
もちろんみんなに好かれたいし誰からも嫌われたくはありませんが、この教えの通りみんなから好かれるということは難しいのです。
そう思うとなんか少し気が楽になります☺️
どんなに一生懸命生きて生きていても自分と合わない人、自分のことをよく思わない人がいることはしょうがないと思えます。
まとめ
この本で気になる文章はまだ他にもたくさんあります。
- すべての悩みは対人関係(はっきり言い切っています)
- 劣等感は主観的な思い込み(他人と比較しているのも自分自身、勝手に劣等感を作り出している)
- 自分が存在しているだけで価値がある(ただ生きているだけでいいという感覚を持つ)
- 他人の期待を満たすために生きてはいけない(自分軸で生きていく、相手も自分を満たすために生きていない)
- 普通である事の勇気(普通でいい。普通、普通じゃないと思っているのも自分自身)
- 「今ここ」に強烈なスポットライトを当てる(過去でもなく未来でもなく今ここを一種懸命に生きる)
- 「無意味な人生」に「意味」を与える(人生に意味を与えるのも自分自身である)
などなど、本当に知れてよかったと思う考えにたくさん触れることができました。(自分なりに解釈してます)
知ると知らない、出会うと出会わないでは見える景色が変わります。
生きる姿勢が変わります。
やっぱり本って素晴らしいですね✳︎
本を読んでそのままで終わるのではなく、アウトプットし自分のライフスタイルの中にうまく溶け込ませ、落とし込んでいきたいなと思います☺️
この考えが少しでも誰かのお役に立てたら幸いです。
✳︎今日の小話✳︎
本を選ぶ時、もともと知りたい情報で選ぶ時と、自分のアンテナが張ったもの、ピンときたものを選ぶ時があります。
無意識化で自分が欲している情報なんだろうなぁと思いますし、図書館などにいってどさっと本を借りた時に自分の好み・興味がもろに出るな〜と思います(笑)
借りる時「ちょっとはずかしいっ」て思いながらカウンターで手続きしていますが、本書でも書かれているようこれも自意識過剰なのかもしれませんね(笑)
結局本書の『お前の顔を気にしているのはお前だけ』状態です😂
でも気になる〜😂!
まだまだ成長途上ということで…(笑)
でも本当に好きな本ってその人を表したりするなと思うので面白いですよね😁
ちなみに我が家では夫の本棚には小説(ちょっと難しめの)がずらりと並んでいますが、私の本棚は自己啓発や育児に関する本、あとはどう生きるか?みたいなことが書かれている本が多いです。
♩みんな違ってみんないい〜♩
ですね(笑)☺️
今日もありがとうございました。
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