自分にとって幸せな人生ってなんだろう?
私はそんなことをよく考えます。
将来の夢とか、来年の目標などは考えることがあっても、「人生」というテーマで自分を掘り下げるという事って中々なかったりしますよね💦
でも一度改めて自分の人生にとって大切なものや大切にしたい事などを明確にするとより豊かで幸せな人生が送れると思います。
そしてこれからもたくさんの選択に迷い悩むと思うのですが、この自分にとっての「大切」がはっきりわかっていると、選択する上での確かな基準となってくれます。
そしてその「選択」こそが幸せな人生を送るための大切な作業だとおもいますので、判断基準となる「自分にとっての大切なもの」を理解する事はとてもとても重要な事だと思います。
今日は改めて『自分にとっての幸せ』を掘り下げてみようとおもいます(๑•̀ㅂ•́)و✧︎
まずは今までの人生を振り返る
みなさんの今までの人生はどんな感じでしょうか?
思い返してみると、実はこうだったんだ!とかここはやっぱり大切だよな、など自分の価値観に気づけるできごとって結構あったりします。
そうして掘り下げながら、自分にとっての「幸せ」を掘り下げていきます。
私の場合は、20代半ば位までの私の人生はなかなか私にとってはハードなものでした。
みんなそれぞれいろんな経験をすると思いますが、逃げ出したくても逃げ出せない状況下の中で自分の心の居場所もなく本当に辛い日々を送っていました。
だからこそ私の「幸せ」に対する気持ちというのはなかなかの強い執念みたいなものでした。
普通に暮らしたいのに普通に暮らせない、普通に生きるというのがこんなにも難しいことなんだと痛感しておりました。
今の主人と出会い結婚してから少しずつ状況が変わり始め、今は自分にとっては本当に幸せな「普通」の毎日を過ごしております。
あの経験があったからこそ、私は誰よりも幸せに対しての気持ちが強く、誰よりも普通の生活に憧れ、誰よりも幸せな人生について考えてきたかもしれません。
今の私の毎日の生活といいますと、特別お金がたくさんあるわけでもないですし、贅沢な暮らしをしているわけでもありません。
でも毎日贅沢をしなくてもおいしいご飯が食べられて、寝る場所があって家族がいて友達がいて…私にとってはこれ以上の幸せはありません。
普通に生活をするということがどんなに難しいことなのか今までの経験で痛いほどわかっているからです。
今ここにあるものに気づき、それらは当たり前ではないという事に気づき、今ある生活がとても幸せだと気づくことも、幸せな人生を送るためには大切な気づきなんじゃないかなと思います。
幸せになるためその類の本に答えを探す日々
少しでも幸せを手に入れるため、私はいろんな本を読みました。
自分に足りないものはなにか?
もっと良くするためにはどうしたらいいのか?
など自己啓発の本をたくさん読んで取り入れられるものは取り入れようと努力しました。
本を読めば前に進んでいる気がしてモチベーションも上がり少し幸せに近づいたような気になります。
そうして日々を過ごしていましたが、どこかで違和感というか満たされない自分がずっといました。
そうです。
私が求めていた答えは根本的にそこではなかったんです。
人が考えた成功法則というのは、あくまで「その人」はそうして成功できた、幸せになれたということなんです。
もちろん参考になる部分もたくさんあります。
そういったアドバイスは自分の中に取り入れ実行すれば、幸せな人生に1歩でも2歩でも近づけるという事は間違いではないと思います。
しかし頭の片隅に置いておかなければならないのは、私は「その人」ではありません。
育って来た環境も、性格も価値観もちがいます。
完全に真似をしたからといって、それがイコール「幸せ」を感じれるかとは違うんです。
あくまで『その人にとっては』というのを念頭においておかなければいけないんだと気がつきました。
一冊の本が教えてくれた『自分にとって大切なもはなにか』
幸せな普通の生活を追い求め、けれど中々上手くいかずもやもやした日々を過ごしながら、ある時一冊の本に出会いました。
その本は私の心の中にすっと入ってきました。
私はその人の生き方に感銘を受けました。
その方は自分にとって大切なものを、どんな状況下に置かれても揺るぎない信念でただひたすらシンプルに大切にするという事を徹底されていたんです。
これは当たり前のことかもしれませんが、私にとっては全然出来ていなかったことで、決して当たり前のことではなかったんです。
そして、それらを大切にするという想いを持つことすらダメなことだと思っていたんです。
変な話ですよね💦
その本に出会うまでは、専門学校を卒業し美容師になってひたすら練習の日々で、お店としての教えも、少しでも時間があれば仕事のために時間を使いなさいという教えのもとで、私は何の疑いもなく、それがこの世界の当たり前なんだと思い込んでいました。
自分の時間があり、遊んだり、仕事以外に時間を使おうものなら、それは邪念であり、間違った考えだと言われてしまう環境でした。
二十代の頃なんてまだまだ遊びたい気持ちもありましたが、お店の常識が遊ぶ=悪だったので、いつのまにかそんな考えを持つ事はダメな事なんだと思い込みそれが自然となっていました。
だからこそ、自分にとって大切なものを、何があってもブレることなく、ただ真っ直ぐに向き合い、大切に日々を過ごすという事に衝撃をうけ、そして同時にそうしてもいいんだ!と初めて自分の奥底にあった気持ちを認めることができたんです。
自分と向き合い、自分の気持ちを掘り下げた結果、私にとって人生で大切なものは、
- 家族(その当時はまだ子供がいなかったので子供ははいってません!今はもちろん子供もです!)
- 友達
- 自分と向き合う時間
でした。
しかしその当時の私の毎日は、家族や友達と過ごす時間もなければ、自分と向き合う時間もありません。
大切な時間を、大切な人たちのために使い、大切な人たちと絆を深めるために使い、自分と向き合うために使うという事は皆無で、真逆の事をしている日々でした。
自分の本当の気持ちに気づいて、自分にとって大切なものはそれだと気づいたのに、全くそれらを大切に出来てない日々は違和感でしかありません。
そこが満たされていない以上、私は幸せな人生を送れないなと思いました。
もちろん、美容師は職人業なので極める時間も大切です。
実際やるべき時に一生懸命がむしゃらにやってきてよかったなと思ってます。
しかし、それだけを大切にし仕事だけをやり続け、自分が人生最後の瞬間を迎える時に後悔なく死ねるのか?という問いに対し、私は心からノー!と叫びました。
もちろん、幸せの価値観は人それぞれです。
家族や友達じゃなく、仕事やお金が大切という方もいらっしゃるとおもいます。
それはそれでいいんです。
大事なのは自分にとってそれが『大切か』という事です。
周りの意見や世間の価値観を基準にしてもそれは本当の答えではありません。
まずはそこを掘り下げ、自分と向き合わねば、本当の自分の価値観に気づけないままだとおもいます。
自分にとって大切なものは何か?
それらを今ちゃんと大切に出来ているか?
幸せな人生を送るための秘訣はシンプルなんです。
自分の価値観に沿った大切なものをひたすらシンプルに大切にするだけです。
その考えで過ごす日々の積み重ねが人生となるんです。
答えが見つかればシンプルにそれらを大切にするのみ
こうして私は自分にとって本当に大切なもの、大切にしなければしなければいけないものに気づくことができ、今までずっと感じていた違和感の原因を突き止めることができました。
それがはっきりとした今、後はこれからの人生で生きていく上で、その大切なものたちを基準にすべての選択をすることが大切だなと思っています。
迷ったときは常にその原点に立ち返ります。
自分にとってぶれない基準があるからこそ、これから起こりうる様々な選択に対し迷わず決めることができるんじゃないかなと思います。
そこを大切にしなければ自分にとって幸せな人生を送るということは難しいんじゃないかなと思います。
その当時の私はなんとか原因に気づくことができ、「このままではいけない!」と思っていた中、今の夫と出会い結婚をし独立をして今の生活にいたります。
辛かった経験やいろいろ悩んだ日々は今でも思い出すと胸が苦しくなりますが、そんな日々があったからこそすべてのことに感謝できる自分がいます。
今の「生活」があるからこそ、「昔の経験」に感謝することができます。
幸せの基準というのは自分の中でぼんやりとは思っていても、しっかり突き詰めて掘り下げるというのはあまりないのかもしれません。(みんなそれぞれ本当に忙しい毎日を送っていますもんね💦)
けれどこれからの自分の人生をより良いものにするために、幸せな人生を送るために、自分にとっての幸せは何か?、大切にしなければいけないものは何か?ということを改めて掘り下げ、気づくという事は価値のある大事な作業だと思います!
もし今の現状を考えた時に、少しでも違和感があったり、何かが足りないかも!と思う時は今一度自分と向き合い自分にとっての幸せとは何か?を掘り下げてみたら何かの発見につながるかもしれません😄
この考えが少しでも誰かのお役に立てたのなら幸いです。
✳︎今日の小話✳︎
今朝次男を幼稚園へ送り出した後の帰り道で、視界に入ってくる山々の景色を見たときに、その山の色が薄い緑や濃い緑などいろんな色がまじっていて本当に綺麗で、その山を見ているだけで元気が湧いてきました。
普段見慣れてしまっている景色でも、ふと立ち止まり、上を向いたりして見渡してみるとそういう小さな幸せの発見がいっぱいあるんだなぁと改めて思いました😊
今日もありがとうございました✳︎
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