「注意する前にさ、ただちょっと先に心配してほしかっただけなんだよね」
私はずっと思っていた事をやっと言えた。
そう、14年越しに!!!!!!(ながーーー!)
いや、別にずっと言いたかったわけではない。しょうもないことだし。いったところで「いまさら感」半端ないし。でも、なんとなくそんな「流れ」がきたから、様子をみつつ言ったまでだ。
何を?
一体何を?なんだよ。
ご想像の通り、しょうもないことをですよ!(笑)
しょうもないけど、ちょっと聞いてくれますか?w(さきに言っておきますが今日もゆるい内容ですw)

…ありがとうございます。(いや、聞くとは言ってないね(笑))
私たち夫婦は来月で結婚14周年を迎える。
今までいろいろあったけど、喧嘩したことがほとんどない。それは多分、お互いが内省タイプなので「これはでも、自分のエゴの押し付けになるか」とか、そんな事を考えたりするから気持ちも落ち着いてしまい、相手に言うところまでいかない、というのもある。
もしくは、お互いムッとすることがあっても、そこで瞬間的に言葉にだすのではなく、無言になって重苦しい空気になるだけで、そのうちなんとなく元通りになってるって感じになる。
もしくは、何かしらをやってしまった方がその気配を察知し、悪かったなと思ったら、しばらくしてから「さっきはごめんね」という感じであやまって、いつも通りに戻る感じかな?
まぁそんな感じで今の夫婦の形におさまってるので、今は更に喧嘩はないし、不穏な空気になることも少ない。
ここまでくると、前よりももっとお互いを理解しているし、相手の地雷がなんなのかわかっているものね。(これは絶対に言ってはいけない、とかね)
そして、お互い、人間的にも少なからず成長しているから、地雷が少なくなってきているというのもあるかも。許容範囲が広くなってるというか。
そんな今の夫婦関係なわけです。
そしてこの前、久しぶりに昔の事を思い出していて、盛り上がったことがあった。
新婚旅行の話だ。
新婚旅行はイタリアにいった。いま思い出しても楽しかったな~と思う。行って良かったと本当に思う。ただ、一つだけ、しょうもないんだけど、悲しい思い出がある。新婚さんの状態で、しかも新婚旅行で、そんな中のプチ喧嘩だ。
私はもともと体が疲れているとしゃっくりがでるという不思議な体質なんだけど、その時もしゃっくりが出てしまった。しかも、一回出ると、その日中にあと二回はでるという変な縛りがある。(本当に3回でるのです)
しゃっくりが良く出る人ならわかると思うけど、しゃっくりって結構しんどい。体力を奪う。しかも一回のしゃっくりが出ている時間が長いから余計にしんどい。
しゃっくりを我慢して、あまり大きなしゃっくりにならないようにすると、呼吸がつらくなる。だから、息をしようとしてると、しゃっくりの音が大きくなってしまう。
その「しゃっくりの音」
それが夫にとっては「不快音」だった。(結局はそれ以外の理由もあったという事を14年越しに聞くことになる)
しゃっくりが止まらなくてしんどくて、でも旅行中で沢山歩かなあかん状況で休めなくて、そんな中、夫に、
「しゃっくりの音大きいしみんなに迷惑やで、恥ずかしくないの?」みたいな感じで注意をされてしまった。
もう、私からしたら大ショック!(笑)
「え?今しんどいんやけど?ていうか、こっちだってやりたくてやってるわけじゃないし。一言目にそれってひどくない?!」
と、心の中で私は叫んだw(言い返すタイプではないもので…(笑))
その直後、到着したイタリアのスーパーではまぁ空気の悪いこと(笑)お互い会話は最低限。今思い出しても苦笑いしてしまう。
あぁ、しょうもな!!!!!w
でも、喧嘩なんてそんなものか。しょうもないことから喧嘩ってはじまるものね。(そしてお互いのコンデションが悪いと喧嘩にもなりやすい)
その時、私は思う事はいろいろあったんだけど、言えずに「ごめん」と謝って終わったんだけど。
その時の悲しい記憶はずっとあったんだよね。なんせ気持ちを出さずにしまい込んでましたからwwwだから気持ちが成仏できてなかったって感じで。
そして、そのまま時は経ち、この前のその「思い出を懐かしむ」時間になった。
私はまたその時の気持ちがよみがえってきて、言うか言わまいか一瞬迷ったけど、今のお互いの関係性や、雰囲気を思うと「言えそう」と思っていう事にした。
これにも、少しわけがあって、「本当はこうしてほしかった」という心の奥の感情をできるだけ伝えた方がいいと今はすごく思っているから。
人間関係って、そういった「本当はね、こう思っていたの」が「その時」に言えるか言えないかで大きく変わる気がする。もちろん「伝え方」にも注意が必要だけど。それをいろんな勉強や経験でより強く思うようになった。

その当時はいえなかったけど、それではあかんかったなと、今の私は思う。
「親しき中にも礼儀あり」でなんでもかんでも言っていいわけではないけど、お互いの事を知るためにも、自分をより知ってもらうためにも、信頼関係を築くためにも、心の奥の気持ちを伝えることって大切だ。
「あの時ね、実は、私に注意する前にさ、ただちょっと先にしんどそうやね、大丈夫?って心配してほしかっただけなんだよね」
その「気持ち」が欲しかった。大きなしゃっくりで周りに迷惑かけてるとか、恥ずかしいとか、その気持ちもわかります。だけど、順番って大事で、先に心配してくれてる気持ちがあるってわかると、その言葉の受け取り方はかわったんじゃないかな、と思うんだよなーーー。
まぁ、私は、しゃっくりをよくする身だから、逆に同じように大きなしゃっくりをしてる人がいたら、迷惑だなんて思わないし「大丈夫かな?しんどそうだな」って思うだけなんだけどね。
でも、いろんな人がいるし、しゃっくり音を不快に感じる人だっていることはわかる。
私は夫の自分に対する「思いやり」が欲しかったんだよ~
しかも、新婚さんだしね(笑)
なんか特にそういった物を求めていたんです。はい。
そういった事を夫に14年ぶりに話して、夫が「そうだったんだね、ごめんね」ちゃんちゃん♪となればいいんだけど、そうは問屋が卸さないですよw
夫には夫の言い分があったみたいです(笑)
そして、その話をした時に、夫も「あれはな…」と話がスラスラ出てきたので、夫は夫で印象に残っているできごとやったんやなと、そう気づけたのは何気に面白かった(笑)
で、夫はというと、私の気持ちは理解したうえで、こういった。
「いや、しんどいのはわかるけど、もうちょっと気を遣ってしゃっくりの音を小さくしようとする姿勢があっても良かったんじゃないって思ってた」
そうか。夫は夫でそう思ってたのか!!!!w
しゃっくりの音だけが嫌だったのではなく、私のその「姿勢」に引っ掛かってたんか!
しゃっくり音を抑えようとする気持ち、姿勢を感じられなかった、それが嫌だったみたいです…
ほんで、そう言われてまた私も14年ぶりにちょっとムッとしたわけだけど(笑)、私も勉強して、レベルアップしてるわけですよ。
ここで私が「いやでも、そもそもさ…!」ってな感じで言い返したところで14年越しに喧嘩の延長戦に突入する危険がある。
そんなのがしたくて私は「言った」のではない。
「そういう気持ちがなかったことが悲しく感じる」と、自分の気持ちを知ってほしかっただけだ。夫は夫であの時もっと言いたかった気持ちを抑えて14年間気持ちをしまい込んでいたんだろう。お互い様か(笑)
言い返したい気持ちはあったんだけど、もともと言いたかったことはもう言えたんだ。
そして、本質は「どっちが悪いか」の話合いではない。言い返したら「どっちが悪い」の原因探し、原因の押し付け合いになるだけだ。
だから、私はぐっと抑えて、自分の小さなプライドも捨てて、一言「配慮がなかったね、あの時はごめんね」といって話を終わらせた。
いやー、、、、、しょうもない話スイマセン(笑)
プライドがね、あるんだなーって、今回もまた勉強になった。私は悪くない!って思いがどこかにあった。でも、そんなジャッジに囚われてたのかと気づくこともできた。
「私は悪くない」「あっちが悪い」「私の方が」「俺の方が」
そんな小さな気持ちをきっかけにして喧嘩は大きくなっていく。
しょうもないことから喧嘩は始まる。
今回も危うく喧嘩になりかけそうな瞬間を目の当たりにして、「そうだよね、こうしてお互いが主張し始めると喧嘩になるんだよね」と改めて勉強になった。(冷静に見つめる事が出来た自分をほめよう(笑))
小さい喧嘩が大きくなる前に、そもそも私たちのゴールはどこだ?と目的地をはっきりさせることが大事やな。
夫がいった「恥ずかしい」も深堀りしていくと、自分が恥ずかしいのか、私が恥ずかしい思いをすることが嫌なのか、私が恥ずかしい目で見られることが夫として恥ずかしのか、
いろんな視点があるし、心配していたのは私じゃなく自分の立場だった?とか、夫はじゃあそこから何を守りたかったのか、どんな感情になることを避けたかったのかとか、考える事もできるけど、
長くなるからやめます!!!(笑)
ほんまスイマセン。
でも、いろんな角度で理解することで、相手の地雷は減らすことができるし、自分を理解することでいらない思いこみに気づき、それらを捨てた結果、許容範囲をひろげることもできる。
めんどくさいやつだな、と自分でも思うけど、やっぱりこういう事を考えるのが好きなので、まぁいいやw
今回の夫の会話の流れも「一期一会」だ。
人との出会いは「一期一会」だけど、その時の「会話や状況」も私は「一期一会」だと思っている。
話の雰囲気、タイミングも来るべき時にきている。それがその時、必要だったという事だ。
という事で、一度限りの人生、どうせなら夫婦関係も良きもので一生を終えたいと思うので、これからも「本当の気持ち」をできるだけ伝えあうようにして、絆を深めていけたらいいなと思いマス。
ややこしい私と一緒に居てくれるだけでも感謝しなくては。
夫よ、ありがとう。
今日も最後までお読みいただき本当にありがとうございました!この後も素敵な時間をお過ごしください。ではまた~



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