生活していると自分の心が動く瞬間ってたくさんある。
嬉しい感情も嫌な感情も。
たくさんある感情のなかの嫌な感情、つまりネガティブな感情を抱いた時、いろんな視点を持って対処することができる。
ネガティブ感情がわいて来た時は「チャンス」と捉えて、出来事のどの部分に「心が反応したのか?」を考えると自分の気づかなかった思い込みや価値観に気づくことができる。
例えば、私だったら、昔、子供が癇癪を起こしていた時にすごく嫌な感情が出てきていた。
人によっては嫌な感情というよりも「あらあら、どうしたの?」と優しい気持ちになったりとか、「子供だもんね」といった感じでおおらかな気持ちでいれる人もいると思う。
でも私はどちらかというと癇癪を起こされた時は、すごく嫌な気持ちになることの方が多かった。
でもそれは、深ぼってみると「子供の癇癪」が嫌なんじゃないということに気づく。
本当に嫌なのはまた違うところにある。
それは「私が何とかしなきゃ」という気持ちだったり、自分が責められてる気がしたり、「なんでそんなに甘えることができるの?」という羨む気持ちだったり。
要は、昔小さい頃から「自分がしたくてもできなかったことをやっている息子が羨ましい」という気持ちをインナーチャイルドの自分が感情を使って訴えてきていたんだろうなと思う。
もちろんこれは、他にもいろんな思い込みが隠れているかもしれない。
こんな感じで私も自分の心が反応する時には「その奥には何が隠れているのか?」という気持ちで自分の心と向き合うようにしてきた。
改めて言語化したり、自分の見たくない部分を見ることで(というか無意識に隠してしまっているところ)、自分の成仏できなかった気持ちが成仏できたりする。
「気づく」ということはとても大事だ。
まあそれを心理学とかでは「インナーチャイルドを癒す」と言ったりするのかもしれない。
とにかく自分の心と向き合うというのは結構苦しかったりする。自分の反応が理想の自分とかけ離れているとシンプルに落ち込む(笑)
「なんでこんなんなんだろう」って。
でも、自分を責めなくていい。
無意識のうちに隠してしまっている「何か」があるかもしれないから。それはこうしてゆっくり見つけていかないと気づけないから。
気づいてあげると、次また同じ反応が起こった時に、今度は冷静にその自分の反応を客観的に見つめることができる。
「あぁ、今嫌な気持ちがでてきたな」って。そしてその気持ちをそのままじっと見つめる。工程も否定もせず見つめるだけ。すると不思議と冷静になれて落ち着いてくる。
だから、自分の嫌な感情との向き合い方としてはこの方法はおすすめです。
でも今日のテーマとしてはもう一つ違う視点でのご提案。
「ブーメランの法則」だ。

起こってくる「出来事」は選べないけど「反応」は選ぶことができる。
最初に言ったみたいに、嫌な感情=チャンスと捉えて自分と向き合うのも一つ。
もう1つは「ブーメランの法則」を思い出して「スルー」するという方法だ。
ブーメランの法則は言葉から想像できる通り「自分が投げたものが返ってくる」という法則。
いいことをすれば、いいことが返ってくる。
悪いことをすれば、悪いことが返ってくる。
自分に。
だから、いいことは「求める」前に「自分からする」ことがポイントだ。
愛されたかったら先に愛する。
優しくして欲しかったら先に優しくする。
認めて欲しかったら先に認める。
こんな感じ。
これは昔から言われてる。
「悪いことしたらバチが当たるよ」ってよく言われた(笑)
そしてこれを、もう少し違う角度から見てみよう。
自分が放ったブーメランはもちろん自分に返ってくる。
ということは、相手がこちらに投げてきたブーメランも「受け取らなければ」相手にかえっていくのだ。
「受け取らない」
「スルーする」
これめっちゃ大事なポイント。(自分にも言い聞かせてます)
相手がこちらに放つ負のエネルギー。
それは放たれると、同じように返したくなるし、なんかわかんないけど「負けたくない」みたいな気持ちが出てきてなんとか「反応」したくなる。
でも。ここで一瞬でも冷静になれるかが本当に大事なんだ。
反応しなければ、つまり、「受け取らなければ」それは相手にそのままかえっていく。
もちろん「言葉」とか「態度」とか、そういったものの負のエネルギーはスルーしたところで、相手に目に見えるようにブーメランが返っていっているかなんてわからない。だって見えないんだもの。でもそれでいい。
冷静になれた時点で、「このブーメランを受け取らなければ相手にかえっていくな」と思えた時点で、もうすでにいい感じなのだ。
そして冒頭の話に戻るけど、先日ちょうど息子が自分勝手にイライラしていてそのイライラを私にぶつけてきていた。(まぁ子供ではよくあるやつですけど)
でもこの時の私は「ブーメランの法則だ!」と思って(笑)、そしてそう思った時点でもすでに冷静だから、めちゃくちゃ静かに「スルー」することができた。(無視はしてません)
「そうなんだね~」って。
内容的には、はっきり言えば「知らんがな」って感じだったんだけど、その言葉をそのまま言い放ってもまた癇癪がひどくなるだけなので、とにかく静かに「そうなんだね~」とスルーした。
じゃあ、息子はしばらくの間は負のエネルギーをぶつけてきてたけど、次第に静かになっていった。
私がエネルギーを受け取っていたら、癇癪時間はまだかかってたと思うし、私自身がめちゃクチャ疲れていたと思う。
「こういうことなんだな」と私は心の中で思った。
とことん自分の心と向き合う、反応してしまう自分の心の奥には何が隠れているのか?と考えるのも一つだけど、こうやってエネルギーを「受け取らない」というのもいいなと思う。
何でも使い分けだ。
ということで、これもまた生きる知恵として頭の中の引き出しにしまっておこう。
ブーメランの法則、見つけた人にほんま感謝です。(ありがたや~)
あなたもそんな瞬間があったらうまく「スルー」して、軽やかにかわして下さい。(一緒に楽しみながらやっていきましょう~)
ということで、今日も最後までお読みください本当にありがとうございました!
この後も素敵な時間をお過ごしください。ではまた~



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