先日、テレビを見ていたときの話。
そこで、壮絶な人生を過ごした人の特集をやっていた。
一緒にテレビを見ていた夫が私に言った。
「あなただったら、この人(絶望感でいっぱいの悩んでいる人)になんて声をかける?」
めっちゃ考えたけど、あまりにも壮絶だったのでかけれる言葉なんてないなって思った。
関係性にもよるけど、許されるならば、ただ黙って「抱きしめたい」と思った。もしくは、黙ってそばにいる。そこに余計な言葉はいらない。ましてや、無理やりポジティブな言葉なんて絶対にかけられないよなーと思った。
もちろん、黙ってそばにいることも正解かどうかはわからない。
その瞬間、その人が望んでいることはなんなのか?そこが重要だ。
「きっといいことがあるよ」って言っても、その人の状態によっては「あなたになにがわかるんだ」っておもわれるだろう。
「その気持ち、とてもわかるよ」と共感しても、「あなたと一緒にしないで」となるかもしれない。
難しいよな~と思う。
共感することは大事というけれど、時と場合による。
軽々しく共感するのは危険だ。
家庭環境が複雑で幼少期から苦労したといっても、両親の性格や、周りの人間との関係性や環境など、一つ一つ見ていってもわかるようにみんなそれぞれだ。そして、本人の資質によってかなり変わってくる。
無意識の部分にどんな「設定」があるのか。それによって感じ方も反応も変ってくる。
今回、どんな言葉をかけるのか?に正解はないんだけど、こうやって考える事も大事だよな~と思った。答えは一つじゃないし、その時々で変化するものだ。
改めて、人と接するときの言葉の選び方には気をつけようと思った。
自分事のように考える事は大切。
だけど、そのあとは、相手の中にある「言葉の重み」「言葉ひとつひとつの意味、ニュアンス」を考えることだ。
この前も「夫婦喧嘩」についてブログを書いたけど、よく喧嘩をする夫婦がはなつ「離婚」という言葉と、うちのように喧嘩をしない夫婦がはなつ「離婚」という言葉はかなり意味合いが変わってくる。
喧嘩のたびに「離婚だ~!」といってる場合は、「また言ってるわ」と流すこともできるけど、私か夫が「離婚」という言葉を出した時はたぶん、かなり「重み」がある(汗)
同じ「言葉」でも「ニュアンス」や「重み」は違うのだ。

だから、その人の「世界観」でその「言葉」の意味、重みを考えないといけない。それができる事が理想だな~と常々思いマス。
あと、何かあると、すぐに「大丈夫?」と相手に言ってしまうことってよくある。言ってる時は本当に心配して「大丈夫?」って言ってるんだけど、よくよく考えたらよっぽどの関係性ができていないと「大丈夫じゃないです~」って言えない(汗)
「大丈夫?」って聞かれると、大体の人が「大丈夫」って答えるのではないだろうか。(そうじゃない場合もあるかもだけど)
大丈夫じゃないのに、大丈夫と答えてしまう。
相手に迷惑をかけたくないから。
みんな少なからずそんな心理が働く気がする。
だから、本当はこう聞くのがいいんだ。
「何かお手伝いできることはありますか?」
仲の良い間柄だったら「私にできる事ある?」「なにか手伝わせてほしいな」と聞くのもいいかもしれない。
言葉選びって大事だ。
悪気なく言ってる場合も多いから本当に気をつけないといけないなー。
あ、そうそう。「手伝う」という言葉も気をつけないと、場面がかわると相手を不快にさせてしまうこともある。
それは夫婦間においての「手伝う」だ。
どちらかが家事をしている時に「手伝おうか?」というのはちょっと危ない。
なぜかというと「手伝う」の奥にはこんな気持ちが隠れている。(しかも無意識)
「あなたの仕事でしょ」
そう。そうなのだ。
相手の仕事だと思っているから「手伝う」という言葉になってしまう。(しかも無意識に思っているのですよ、ほんま)
いやー、ほんま気をつけよ。無意識に思ってて放ってる「言葉」ってわたしもある。「手伝う」みたいな感じのニュアンスで、なにかしらの言葉を夫に言ってしまってるかも。
無意識で悪気がないからなかなか気づけない。だから、こういう時に改めて気をつけようと思うことって大事だな。
言葉は便利なんだけど、万能ではない。
「使い方」だな~。
夫と話していても何気ない言葉に「そんな事おもってたんやな~(笑)」と思うこいまってあるもの。
「その考えが頭になければその言葉ってでてこないよね」っていう言葉。ふとした時にぽろっと出てしまう言葉。
うん、私も気をつけよ(笑)
こんな事をいちいち言う自分はめんどくさい奴やなと自分でも思うけど、「傷つきやすい」ぶん、相手に同じ気持ちにさせたくないという気持ちがはたらく。だから、言葉に敏感なんだ。
便利な言葉で万能じゃない言葉だけど、言葉にはものすごい力があることもわかっている。
私自身たくさんの「言葉」に助けられてきた。
だからこそ、素敵な使い方をしていきたいな。
「だからこそ」
この前SNSで見かけた。「だからこそ」という言葉の力。
「私は言葉に敏感で傷つきやすい。だからこそ、相手の気持ちにより敏感に寄り添う事ができる」
「私は思い悩むことが多い。だからこそ、ひとの相談にも親身になって乗ることができる」
マイナスだと思っている事柄も「だからこそ」をつけると、良い「理由」を見つけようと脳が働く。
「だからこそ」ってすごい言葉だ。
自分にへこむときには特にオススメの言葉です(笑)
物事には「裏表」がある。

「良いことばかり」「悪いことばかり」というのはない。どちらもある。その割合がその時々で変わるだけだ。
はっきりと「答え」があると安心する。答えを決めつけてしまう方が楽だったりもする。だけど、答えのないような事を色々考えることの方がずっと自分の力になる。
答えを出すことが全てではない。
その時々のいろんな答えを自分なりに考えていけたら、もっと心の器は大きくなるかな。精進いたしまする~。
あと、そうそう。本当に、初歩的な事ですが、どんなときも自分の状態が一番大事ですよ。
コンデションが悪いと、基本的にうまくいかない。マイナス思考になるし、何かあったときの回復にも時間がかかる。
手っ取り早いのが「睡眠」
本当に、自分がいま一番痛感している。(絶賛コンデション最悪中w)
頭の中がごちゃごちゃしていて、スキマがない。心にも余白がない。すごく状態が悪い。
時間を作れたらいいんだけど、今はそれが難しい。できることは「睡眠」だ。
いつもより早く寝る。ただこれだけなんだけど、めっちゃ効く。
寝ている時間にしたかったこと、たくさんあるんだけど、あまりにもコンデションが悪い時は一度リセットが必要だ。とにかく寝る。重要なのは数日間早く寝ることだよ。一日だけしてもだめ。とにかく続けて早く寝る。これで今の「ごちゃごちゃな状態」はかなり改善する。
目に見えてわからないから後回しにしちゃうんだけど、ここ最近「イマイチ」なかたは本当にしっかり睡眠をとってみてください。絶対変わると思いマス。
人間って、結局、ホルモン(オキシトシン、ドーパミン、エンドルフィンなど)を出すために生きている。
そのホルモンがでるから「満足」したり「幸せ」と感じる。
その「行動」が目的ではなくて「ホルモン」が最終目的。
だから、良いホルモン、正常にホルモンを出すためにも、「睡眠」をとることは理にかなっている。
睡眠不足はストレスホルモンのコルチゾールを増加させるといいますからね。コルチゾール増加で、免疫が下がって、集中力・記憶力が低下、気分が落ち込みやすく、イライラしやすくなる、、、体(頭の中にある)の警報器がどんなことでもすぐに敏感に反応しちゃう。
って、睡眠不足こわすぎや。
ホルモンは目に見えないですからね。自分で気づきにくい。「なんとなく」でしかわからない。なんとなくやから「気のせい」「気合でなんとかなる」ってなりがち。気合ではなんとかなりませんよ。ほんま。分泌物質で左右される人間。シンプルで複雑だ。
悩む前に「睡眠」とるのが早いですね(笑)
しっかり寝よう。気をつけます(笑)
今日も最後までお読みいただき本当にありがとうございました!この後も素敵な時間をお過ごしください。ではまた~



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