「自分はこんな性格だから、もっとこういう風に変わりたい。」
こんなふうに「変わらなきゃ」と思った事のある人っているよね。
性格は変えられるのか問題。
そんな問いに対する考え方の一つになる本を先日読み終えた。
『スピリチュアルズ「わたし」の謎』(橘玲 著)という本だ。
興味のある人は実際に読んでいただくとして、、
今回思った事は、結論「人は無意識の影響を受けながら生きているので、自分の性格を変えようとするのではなく、受け入れて活かすことが幸せへの近道」ということだ。
私たちが生きている中で、意識的に行動できている事は全体の5~10パーセントだ。
あとは無意識が担っている。
私たちが普段「自分の意志で選んでいる」と思っている行動や判断の多くは、実際には無意識的な習慣・感情・直感・過去の経験に基づいているのだ。
性格は意志で変えるのは難しい。だって、無意識が影響しているから。
私たちが思っている「性格」は、細かく見ると8つの要素がある。
それぞれの要素の濃淡の組み合わせで「その人の性格」が決まっている。

ただそれだけなんて、なんかびっくりした。人間ってもっと複雑でそんな簡単に分ける事って難しいと思っていたけど、8要素の濃淡って。
うーーん。
そんな簡単に分かられてたまるか!という自分と、
わかりやすくてよかった!という自分がいる(笑)
まぁでも、8要素のそれぞれの濃淡の組み合わせとなると、結構、複雑か(笑)
いろんなパターンがあるものね。
とにかく、私たちはほぼほぼ無意識で生きているといっても過言ではない。
もちろん、自分では「意識的に生きている」と思っているけども。
ただ、実際100パーセント意識的に生きてたら大変か(笑)
「今私はキーボードをたたいている。頭がかゆいから右手の人差し指でポリポリとかいた」とか、いちいち意識してられない。頭をかくのだって考える前に指が勝手に動いてるわけだし。
無意識のおかげで省エネで生活できているわけだ。
で、性格はその無意識の影響を受けている。
無意識は「心の見えない土台」で、性格は「その土台から表に現れる行動パターン」だ。
性格は、生まれ持った資質(遺伝)と育った環境の両方で形作られる。
だから、「変える」ということは不可能に近い。
もちろん、潜在意識の書き換えが簡単にできるなら、性格も変えられるとは思いマス。でも、それがムズカシイ。
ほぼほぼ「変える事のできない性格」という基本ルールを無視して、私たちは「今の環境に合わせて自分を変えなくちゃ」と必死になっていることこそが無理ゲーなのか!
そんな視点から考えても、自分を変えるのではなく、自分の性格をしっかり理解して、その性格にあった環境に身を置くことに力を注ぐ方が、幸せへの近道になる。
改めてなるほどな~って思った。
内向的な私が外交的な人間になろうと意識しても、そもそも生きている時間で意識できているのは5~10パーセントだ。頑張って外交的な人間がしそうな行動や判断をしていたとしても、それは5~10パーセントしかできていないことになる。
それ以外は無意識がもともとの性格、内向的な性格の土台をもとに行動・判断をしているのだ。

自分はどんなタイプなのか。本当にそこをしっておくことはかなり重要だ。
私はビックファイブ診断(無料でできるよ)をして、内向的な人間ということがわかっている。内向的か外交的かというのは、8要素のなかの一つにあたる。
内向的な要素が強い人は、刺激に対して五感から受け取る感覚が強い。つまり、超敏感なのだ。
だから、低刺激でも十分満足できるし、刺激が多すぎると疲弊する。
自分でもなんとなくわかっていたから、この診断結果は答え合わせみたいな感じになってなんかすっきりした。
そして、改めて、私にとっては大人数とか、騒がしいとか、賑やかとかは、たまにでいい環境なんだなと思ったし、それがわかるとこれからの判断に迷いがなくなる。
外交的な人をみては、なんでも積極的に行動してすごいな、見習わなきゃとおもってたけど、自分をそこにもっていかなくてもいいんだと思うと気が楽になるね。
タンポポがバラになろうとしなくてもいいんだ。
自分という花を一生懸命咲かせるだけでいい。
そういう意味でも誰かが作った脚本の中の村人Aになるのではなく、自分が作った脚本の主人公をただ生きるだけでいいんだね。
できない自分を責めなくていいですよ。
「できない」と思っていることは、場所を変えると「そもそもしなくてもよかった」ことに変わるかもしれないからね。
という事で、私は今日も、静寂とは無縁の騒音環境(子供たちが暴れている)で過ごしたいと思いマスw
なんでも、知っておくことで(自己理解)、対処ができますからね(笑)チャンスを 見つけて自分を整えれたらいいなと思いマス。
今日も暑いですが、健康第一で無理せずに生きましょう~
今日も最後までお読みいただき本当にありがとうございました!この後も素敵な時間をお過ごしください。ではまた~



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