生きることの意味。
皆さんは考えたことあるでしょうか？
もともとは前向きに頑張ろう！と日々感謝しながら過ごす私の毎日なのですが、ふとたまに、昔の記憶が蘇ることがあります。
そして、そんな時はそれらの記憶たちを心の奥に塞ぎ込まずにそのまま受け入れてぼんやりと過去の記憶を回想します。
降り続く雨を見ていると、そんな風にたまにフッと思い出すことがあります。
雨には不思議なパワーがあるなとつくづく感じます。
今日はそんな気持ちで思いを巡らせようと思います。
人生って本当に色々ありますよね…
人生生きていると本当に沢山のことを経験します。
私は三十代後半ですが、それでも本当にたくさんの『色々な事』を経験してきました。
今でも覚えていますが、小学校の頃誰もいない部屋で壁にわざと頭をぶつけて、「このまま私が頭をぶつけて頭がおかしくなったらどうなるんだろ？親は心配するのかな？」など、そんな事を考えていました。
そうなった背景も本当に色んな経験が重なり、悩み、小学生のころの自分では吐き出す場所もなく結果、そういう行動に出ていたんだろうなと今となっては思います。
その記憶は今でも忘れることなく私の心の隅にずっと居続けるので、やはり自分の中では辛くて印象深いことだったんだなぁと思います。
本当はこうなのに、、、
当時の私は苦労していた母親に迷惑をかけたくなくて、できる限り母を困らせまいと頑張っていました。
「私はお母さんの味方だから、私がお母さんを助けてあげるから」とよく言っていた記憶も残っています。
心配かけたくないが故に、昔からなかなか自分の気持ちを母に言うことができず、本当はしんどいのに、、、本当は辛いのに、、、そんな気持ちもグッと飲み込んでいました。
いつしか「自分が頑張らないと」「私がしっかりしないと」「弱音なんて吐けない」と、自分の本当の気持ちを我慢する事がクセになりそういうもんだと思って過ごしていました。
思い出すたびに、やはりあの頃は辛かったなと思います。
なんのために生きているのか？
なかなか辛い幼少期を過ごしてきたからなのかどうなのかはわかりませんが、高校生の頃くらいから、一つの疑問が湧き上がってくるようになりました。
『何のために生きてるんだろう？』
周りではジャニーズや芸能人で誰がかっこいいなどそんな話が盛り上がる中、もちろんその波にも乗りつつ、楽しい高校生活を送る反面、もう1人の私はそんな事をしょっちゅう考えるような女子高生でした^^;
何のために？
何を生きがいにみんな生きてるんだろう？
何が楽しくて？
ゲームの中ならゴールしてしまえばそこで終わりなのに、人生にはゴールがないんだ
と、これからもまさに長く続く、私にとってものすごく高い高い人生の山を登り切ることが出来るのかという不安と登り切った後になにがあるのか？という不安がのしかかり、よくわからない目に見えない恐怖感？に近いものを感じていたような気がします。
ゴールのない人生、何かの目的を持ちやっとゴールした後にもまだ続くかもしれない人生が絶望のように感じていたんだと思います。
自分にとって「生きる意味」は何なのか？
その答えを必死に探していたんだろうなぁと思います。
歌の歌詞や本から答えを探す
人生の意味なんて誰も教えてくれません。
それでも本を読んだり、好きなミュージシャンの歌詞を聞きその中に答えを探したりしていました。
でもそれはその人の中の答えであって、自分にとっての答えになるわけではないんです。
でも自分にとっての強固たる「意味」が欲しかったんですよね💦
なので、高校生の時、本当にすごくモヤモヤして生きていました。
もちろん友達の前では、一応華の（笑）女子高生ですから、そんな素振りは一切見せませんし、そんな話の内容は話したりもしません。
何変なこと言ってるの？！と思われるのも怖かったんだとおもいます（笑）
友人の一言でモヤモヤが晴れる
そんな中、ある日家の電話（昔は家の電話で話してましたよね😂懐かしい！笑）で信頼している友人と話していた時についに私はその胸の内を打ち明けることにしたんです。今でもはっきり覚えています。あれは洗面所の前まで電話コードを引っ張ってきて話をしていました。（時代が古い！笑）
「何のために生きているのかわからない。みんなは何をゴールとして生きているんだろう？」
そんな私に対して友人は、
「そんなん生きるためにきまってるやん！」（明るく）
漠然とした答えに私は衝撃が走りました。
当たり前のことやん！と思われるかもしれません。（笑）
でもこの時の私にとって、何の疑いもなく、心の底から、力強くはっきりと断言した友人の言葉は、私の心がモヤモヤの中に埋もれてるところから救い出してくれたんです。
本当に本当に衝撃でした（笑）
シンプルな言葉ほど強いものはありません。
いろんな解釈の仕方があるんだとおもうのですが、その当時の私にとっては本当に私の心にぴったりはまり受け入れることができました。
友人はその事を今話しても全く覚えていないそうです。（笑）
それくらい友人にとっては当たり前の答えであり当たり前の事だったんだと思います。
でも私はその言葉のおかげで、悩んでた日々から抜け出すことができ、また前向きに進んでいくことができました。
もちろんたまにフッと不安な気持ちが蘇ることもありましたが、その都度その言葉を思い出し、『生きるために私は生きてる！！！』と言い聞かせることで本当に勇気が湧いてくるというか、強い気持ちで頑張れてきました。
そして、今になってもその魔法の言葉は私を強くしてくれています。
そしてまた、これからもずっとその魔法の言葉は忘れる事はなく私の心の真ん中に居続けてくれるものだと思います。
過去の自分が今の自分を作る
昔の辛かった思い出は忘れる事はありません。
そして、忘れてはいけないんだろうなとも思います。
昔の経験が今の自分を作っています。
価値観も感謝の気持ちも生きる姿勢もそれらの経験がなければ今の私はなかったと思います。
だからこそ、誰かに相談を受けた時、私の友人が私を救ってくれたように、私の一言で少しでも前向きになれる事があるのならという気持ちで全力で力になりたいと思いますし、あの人は本当はどうなのかな？本心をいえているのかな？無理していないのかな？と自分が中々本心をいえなかった分、私と話す時くらいは気を許して話してほしいなという気持ちで人と接するように心がけています。
もちろん、そんなん重い重い！と思われる方もいらっしゃると思いますので、心の中で密かにそう思っているという感じです（笑）
でもこの人に対する気持ちも、昔の経験からやはり来てると思いますので、昔の経験含めて今の自分が出来ているんだと思うと、辛い過去も嬉しい過去も全て自分にとっては大切なものだなと今となっては全てに感謝出来ます。
そして、普通の日常が普通に過ごせなかった過去があるからこそ、「普通」に過ごすことの難しさも理解しています。
『普通』こそ一番難しいのです。
でも、だからこそ、些細なことに喜びを感じる自分もいます。
昔に比べたら、今は本当に幸せだと思います。
これからもきっと色んな経験をすると思うのですが、友人のあの魔法の言葉を胸に大切に日々を過ごそうと思います。
今の私の日常もまた、未来の自分から見たら過去になり、その積み重ねが人生になります。
大切に大切に生きる意味を噛み締めながら生き抜いていかねばです。
今日はそんな私を救った魔法の言葉のお話でした。
余談ですが、今でもその友人の事は尊敬していますし自分にとって大切な人の一人です。
「おばあちゃんになっても笑ってよな」と話をします。本当にそうなるだろうなと思わせるパワーを持ってる人です。
私も彼女にとって元気なれる存在でいれるよう頑張らねばです^_^
今日もありがとうございました。
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